- 「2歳の子が全然言うことを聞いてくれない」
- 「子どもに無視されてイライラする」
- 「2歳の子が話を聞いてくれる方法はあるの?」
おもちゃが散らかり放題のリビングで「イヤだイヤだ!」とお風呂に入ってくれない我が子。
ママやパパが「お風呂に入ろう」と言っても無視されるとイライラしてしまいますね
実は子どもが話を聞いてくれる効果的な方法があります。
しかし、やり方を間違えてしまうと子どもはさらに話を聞いてくれなくなってしまう可能性があります
なぜなら、なんでも子どもの言うとおりにすると子どもがケガをしたり、周囲の人を危険にさらすことがあるからです。
そこで今回は、2歳児を育てた私の経験から2歳の子が言うことを聞いてくれるようになるポイントについて詳しく解説します。
この記事を読むと、2歳の子が話を聞いてくれるようになってママもパパも子育てを楽しめるようになります。
2歳の子が言うことを聞かない3つの理由
まず、2歳の子が話を聞いてくれない理由は3つあります。
以下が3つの理由です。
それぞれの理由を詳しく解説します。
①感情のコントロールができないから
1つ目の理由は自我が芽生え始めたが、まだ感情のコントロールができないからです。
大人でさえ、イライラして怒鳴ってしまうことがあるほど、感情のコントロールは難しいもの。生まれて数年の子どもは、感情のコントロールをこれから学んでいきます。
すぐ怒ったり泣いたり笑ったり感情が豊かになって面白いよ
相手をしているママパパも子どもが喜んでくれると嬉しいよね
②やりたいことができないから
2つ目の理由はやりたいことができないからです。
2歳になると細かい指の動きができるようになり、今までママやパパに手伝ってもらってできたことが一人でできるようになります。
ブロックを高く積めるようになったり、小さな車を持ってテーブルで走らせたりとさまざま。なんでもママやパパのように一人でやりたいという気持ちが強くなります。
しかし、まだすべて同じようにはできず手助けすると不機嫌になってしまいます。機嫌が悪いときにママやパパにあれしてこれしてと言われても言葉は入っていきません。
3個ある繋がる電車を息子が繋げようとしたらうまくいかなくて投げてたよね…
自分でできなくて悔しいって気持ちが見えるよね
③うまく言葉にできないから
3つ目の理由はやりたいことをうまく言葉にできないからです。
先ほどの理由では行動ができず不機嫌になっていましたが、3つ目の理由では、思っていることがうまく言葉にできずママやパパに理解してもらえなくて不機嫌になります。
覚えたての言葉をつなぎ合わせて一生懸命に伝えようとする姿は微笑ましいものです。
子どもが話してるの聞きたい気持ちはやまやまなんだけど、内容がよくわからないんだよね…
内容がわからなくてもしっかり聞いてあげた方が良いよ!次で詳しくお話しますね!
ママ・パパの声が届くようになる普段のふれあい方
次に、ママやパパの声が届くようになる普段のふれあい方について解説します。
ママやパパに心がけてほしいことは以下の通りです。
それぞれ解説していきます。
小さな約束を守る
1つ目は、生活の中で子どもとした小さな約束を守ってください。
子どもに泣かれても、おやつは最後と伝えたら最後にしましょう。約束を破ったら罰をあたえるのではなく、ご褒美なしにする方法がおすすめです。
子どもに伝える時は「〇〇したら〇〇できないよ」ではなく、「〇〇したら〇〇できるよ!」と肯定した表現の方が子どももわかりやすいです。
◆2歳のお子さんとダンスの約束したママ
子どもの話を聞く
2つ目は、できる範囲で良いので子どもの話を聞いてあげてください。
子どもがなぜ話を聞いてくれないのか、理由を聞いてみてください。大人にとってはなんでもないことでも、子どもが見たら興味を持って夢中になってしまい、ママやパパの話が聞こえてなかったということがよくあります。
また、子どもの話を聞いてあげると、子どもの自己肯定感を高める効果もあります。ほかにも、子どもはママパパの姿を真似するので、真剣に子どもの話を聞くようにすれば、子どももママパパの話をしっかり聞いてくれる可能性が高くなります。
昨日お風呂に入ろうって言ったら車で遊んでるからダメって言われたよ(泣)
車遊びが楽しかったんだね!そういうときは、車を並べたらお風呂に入ろう!とか、どの車とお風呂に入ろうかって誘うと良いかも!
なんでも言うとおりにしない
3つ目は、なんでも子どもの言うとおりにしないでください。
おやつが食べたいからもっとちょうだいと言われてあげてしまうと、食事を食べてくれなくなったり、お腹を壊してしまう可能性があります。
子どもに大泣きされてうんざりしてしまいますが、ここでママやパパがあげてしまうと、今後、大泣きすればもらえると学習してさらにひどくなるので注意してください。
小さいうちから少しずつ、子どもの自制心を鍛えることも大切です。
自制心ってどうやって鍛えるの?
できそうな範囲で少しずつ我慢を教えるとよいよ
たとえば?
我が家では一緒にお風呂入った時にシャワーは順番で使うようにしてるよ!
2歳の子が話を聞いてくれる方法と注意点
2歳児が話を聞いてくれる方法と注意点について解説します。
子どもが聞いてくれる方法
詳しく見てみましょう。
事前に伝える
まずは、事前にどこに行くか、何をするか、どうしてほしいのか伝えてください。
出かけた先で騒いでほしくないときは、出かける前に行く場所を伝えて、小さな声で話してねと伝えておくと、現地で騒いでも注意の声に気づきやすくなります。
問題行動の理由を聞く
問題行動をしてしまったときは、子どもに理由を聞いてみてください。
大人では気づかない子どもの事情もあります。
例えば、食事中に座ってご飯が食べられないときに子どもに「なにがあったの?」と聞きます。
すると、子どもはオムツが汚れて座れないと理由を教えてくれます。
オムツ替えをしたら子どもは座って食事ができました。
理由を対処したらやらなくなることもあるんだね!
そうだよ!子どもが理由を言えないときは、ママやパパが子どもの様子を観察すると原因が見えることがあるよ!
しかり方の注意点
それぞれの注意点を見てみましょう。
感情的にならない
子どもをしかるときは、感情的に怒鳴ってしまわないように気をつけましょう。
忙しくて時間がないと気持ちに余裕が持てず、焦って感情的に怒鳴ってしまうこともありますね。
しかし、怒鳴って「なんでできないの!」「早く準備して!!」と言っても、子どもには伝わりにくくなってしまいます。
ママが機嫌悪いと息子くんも機嫌悪くなるよね
大人同士でも相手が機嫌悪いとソワソワするけど、子どももしっかり感じ取ってるのよね…
家族でルールを話し合う
家族でルールを話し合いましょう。
ママはOKでパパはNGではなく、ママもパパもOKでママもパパもNGとやっても良いことと注意することを統一すると、子どもの理解が早くなります。
ママは良いよと言ったのに、パパがダメと言うと、子どもは混乱してしまいます。
暴力や体罰を与えない
子どもが言うことを聞いてくれないときに暴力や体罰は与えないようにしましょう。子どもの身体や心を深く傷つけてしまい、成長や発達に悪影響を及ぼします。
また、令和2(2020)年4月1日から体罰は許されないものだと法律で禁止されています。
体罰が許されないものであることが法定化されました。
こども家庭庁
家事と仕事と子育ての両立ってすごく大変…、特に夜泣きで寝不足のときはついイライラしちゃう…
そうだよね、そんなときは家事や子育てで手抜きできそうなことがないか確認しておこう!
我が家はドラム式洗濯機と食洗機にお世話になってるね
購入時は高額でドキドキしたけど、事前投資して良かったと思ってます!
子どもにイライラしたときの解消法5選
子どもが言うことを聞いてくれなくてイライラしたときの解消法のおすすめを紹介します。さきに結論からお伝えするとイライラ解消法は、ママやパパの「好きなことをする」です。
イライラ解消法の中で、私が特にイライラ解消できたなと思ったものは、「本を読む」と「アニメやドラマ、映画を見る」でした。
なるべく他のことが考えられないくらい集中できることが良いです。
できれば30分~1時間あると集中しやすいです。子どもがお昼寝をしている時間でできると良いですね。
短時間で気持ちが落ち着かないときは、家族やベビーシッターなどで一度子どもを預けて一人の時間を過ごすことも大切です。
息子に試してみて効果があった伝え方の5つのポイント
ここからは息子に実際に試してみて効果があった伝え方を紹介します。
例えば、食事中、椅子の上に立って踊り出したときの言い方は以下のようにします。
- 子どもに向き、両手を優しく握って目線を合わせる
- 「ママ、今からお話しするね」
- 「椅子の上に立ってると落ちて息子くんイタイイタイしちゃうよ。ママ悲しいよ」
- 「ママとパパと一緒に椅子の上に座ってご飯食べよう!」
- 座ってご飯が食べられたら「息子くん座ってご飯食べられたね」と褒める
1度言っても行動を変えないようなら、繰り返し伝えます。この時に笑ったり、ふざけてしまうと子どもが遊びと勘違いしてしまうので、伝えるときは真剣に。
1回だけで効果を発揮することもあれば、何回伝えてもまだ効果が実感できないこともあります。
子どもにも個人差があるので、焦らずに少しずつ伝えていきましょう。
息子くん、電車を駅のホームで見てたときに線の先に行っちゃダメだよってこの方法で1回伝えたらすぐできたよね
そうそう!大好きな電車が関わってたから、すぐに覚えてくれたのかも!
息子に効果があった注意の方法は必ず効果があるものではないですが、確率は高いです。
なので、我が家では場所と時間とママやパパの気持ちに余裕があるときにこの方法を取っています。
時間に追われていたり、人様に迷惑をかけるような場合はマグロみたいに担いで、落ち着ける場所に来たら子どもに話をしています。
担ぐとメガネやマスク取って投げられるよね
息子が履いてる靴も蹴り飛ばすから、できるだけやりたくないんだけどね…
まとめ
今回は、2歳児が話を聞いてくれる注意のしかたについて解説しました。
イヤイヤ期に入って全然話を聞いてくれない我が子。
お世話が今まで以上に大変になりますが、2歳になると「ママが好き」「パパ抱っこ!」と生まれてから一生懸命にお世話してくれたママパパに大好きな気持ちを伝えてくれるようになります。
この記事で紹介した方法は子どもに必ず親の言うことを聞いてもらえる方法ではありませんが、ママやパパの大変さが少しでも軽くなれば幸いです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。